医療現場で数多く必要になる電源の問題

現在の医療現場においては、そこで使用されている機器のほとんどが電力に由来しています。
むしろ電力を使用しない医療機器の方が少ないと言ってよいほどです。

そうした電気を使用した医療機器は患者さんの生命維持を担うものであることも多く、電源の不備が生命の危機に直結してしまいます。

そのため医療現場で医療機器をつなぐための電源タップが数多く必要になり、配線の配置にも相当気を使っています。
しかしながら市販品の電源タップを使用した場合、防滴性や電力の確保に適さないことも多く、それほど多く使用をすることができません。

医療機器のための電源タップを確保するために開発をされたのが「MKZ45」という医療器具です。
「MKZ45」は医療施設用配線器具として販売されている製品で、一つの電源から最大4つの医療機器に接続することができるようになっています。

「MKZ45」を開発販売しているのは株式会社光城精工という青森県平川市に本社のある企業で、他にも数多くの電気関連機器を取り扱っています。

タップは下向きのケース仕様となっており、置き方により多くのレイアウトに対応することができます。
もちろん防滴・抗菌に対応をしており、ベッドサイドや移動を頻繁に行う機器にも便利に使っていくことが可能です。

何よりも本体が高いデザイン性をしていることから、医療機器の現場において部屋の見た目をすっきりさせることができ、移動をしている人が足を引っ掛けてしまうという事もありません。

JIS規格の変更により医療現場では専用のものを使用する

ごく最近まで医療機器の電源タップ問題は全体的に軽視される傾向にありました。
というのも医療用現場において、一般向けの電源タップを使用することの危険性を公式に指摘したのは2008年になってからのことだからです。

これはJIS T 1020【医用差込接続機】の解説によるもので、JIS規格として医療現場の機器には専用の仕様のタップを使用することが推奨されています。

もし一般用のOAタップなどを使用してしまった場合、それが原因の医療事故が起こる可能性が高いとしています。

「MKZ45」はそんな新しいJIS規格に完全に対応した優良製品であり、安全に医療現場で使用可能です。

コンセントは3芯となっているので接地が必要な機器にも対応でき、アダプタ付きの大きなコンセントも余裕を持って付けられます。

本体およびコンセント部分の色のバージョンも複数用意されており、8種類の展開とさらに補助プレートや防滴シートのようなアクセサリ製品があります。

耐久性も通常のOAタップとは比べ物にならないほど高いので、過酷な環境で使用するからこそ専用の製品を選ぶようにしたいところです。